婚活の「掟」①プロローグ

 

  

ハロー。

全世界に現存する77億9500万人の現役婚弱者および婚弱者予備軍の皆さま。

お待たせしました。

婚活亭おちゃめです。

本名です。

 

 

結婚したい男女がパートナーを探し求める活動、「婚活」。 

2025年には1000億円を超える規模に拡大すると言われている婚活市場。

この巨大市場における弱者、容易には結婚に至らない方々のことを、

わたくしは「婚弱者」と命名しました。

 

「婚弱」?

自分には関係のない話だと。

日本人の平均年収の中央値が350万だ60万だ言われるこのご時世に、

年収3000万円超のハイスペックな俺様だよ?

本気さえ出せば明日にも結婚くらいできるさと信じて疑わない、

無邪気なそこのあなた。

 

そうです、わたしは50を過ぎちゃった年増の「婚弱」。

結婚対象として考えられる並以上の甲斐性の男性なら、自分が60歳でも70歳でも、

結婚したいのは30代までの若い女性。

だからどうせもう50overのわたしなんて結婚できませんよ〜と捨て鉢なあなたも、

どうぞよく聞いていただきたいのです。

 

「婚弱」ではないとうぬぼれる者こそ永遠の独身者=「永独(えいどく)」と化し、

「婚弱」だと匙を投げかけた者が鮮やかに「即婚(そくこん)」を決めてみせる。

こんな想定外の下克上、逆転現象がそこここで頻発するのが、婚活市場の怖さ、

そしてまた醍醐味だってご存知でしょうか?

 

 

混迷の婚活市場をいかにして生き抜き、

最愛のパートナーを勝ち取ってむぎゅ! なんてわが胸に抱きしめるか。

見事結婚に至るためのHow toと余談(余談?)をムギュッと詰めこんだ愛と叱咤の指南書。

 

 

それがこの「婚活の『掟』」です。

 

 

自身、「婚弱者」であることを自認するわたくし「おちゃめ」が、

身もこころも傷だらけの満身創痍となりつつ体得した婚活成功のための「掟」を

数多実話から学んでいただくべく、ここに披歴してまいりましょう。

お覚悟はよろしいか。

泣き上戸さんは、どうぞティッシュのご用意を。

 

※nepia派は「鼻セレブ」、scottie派なら「CASHMERE」が当ブログ認定ティッシュです。

上記以外のお安い硬いティッシュでは、涙なみだの婚活道、再三の使用により鼻の下真っ赤っか病に

罹患することで婚弱度が加速するため、使用を厳に禁止しています。

 

 

 

では本編をはじめる前に、まずは自己紹介など。

 

名前:婚活亭おちゃめ

年齢:GoziU(ごじゅう。NiziUに寄せてみました)

居住地:東京都の、23区内右下

職業:よろず文案作成業(広告関連の制作物からコラムまで、各種文案を考えて書く仕事です)

略歴:関西の某県にて実業家として成功した父のもとに生まれるも、幼くして両親が離婚。母娘ふたりきりの母子家庭で育つ。なまじ名門の小・中学校で幼少期を送ったため幼なじみに大企業の姉弟や御曹司がずらりで、この9年間が男性観の形成に多大な影響をおよぼす。

高校から女子校へ。広告関連会社勤務を経て、初めてのお見合いで結婚。心やさしき夫と結ばれ無事1児の母となるも、38歳のとき夫が急逝。未亡人となり、婚活的には振り出しに戻る。

ここで猛然と巻き返せばよかったものを、「ひとり息子の子育てと仕事で手一杯」を言い訳に苦手な恋愛から逃避をつづけ、結果50歳にして婚活中という婚弱王道人生を歩む羽目に———。

 

 

最近よく「婚活を始めたのはいつですか? 」と訊かれるのですが、いつも返答に困ります。

結婚相談所に登録してからはまだわずかですが、「そろそろ再婚について考えるべきかも」と思い、苦手な会食などにも時折顔を出すようになってからは、そろそろ2年。

その間色々ありましたか、と? ええ、ありました。あり過ぎました。

詳細は次号より、縷々。

 

 

 

*特別付録「お歌♪」

 

ひとつ ひとりじゃ生きられないの

ふたつ ふたりがあったかい

みっつ 見ててよ、いつかはきっと

    結婚指輪をこの指に!

 

    あ、ハリー♪(わっしょい)

    ヴァンクリ♪(それそれ)

    ティファニー♪(いぇいいぇい)

    どれにする〜?♡